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こちらは二次創作サイト兼お料理ブログとなっています。
CPはギャグ/日のケン藤です。
CPはギャグ/日のケン藤です。
外の世界が見たい!見たい見たい見たい見たいぃぃぃぃ!!!
と厨房で寝転がって駄々をこねるのは閻魔さん。
子供のような態度に鬼男君は爪で刺して「黙れイカ」と言っていたが、その横では太子さんが嫌がる妹子ちゃんに抱きついて相変わらず無駄だとわかっているのに口説き落とそうとしていた。
「外連れて行ってもらったら、妹子にぴったりの花を捜してきてあげるからな」
「そのまま消えてください」
辛辣な二人の態度に、僕たちは苦笑いを浮かべながらどうする?と目で相談しあった。
「そうだなぁ…。あ、じゃぁさ、ピクニックに行かねぇか?金もそんなにいらねぇし、ピクニック用ってわけじゃないけどさ、サンドイッチとかそんな感じのメニューも考えたら?」
ケンジの発案に、閻魔さんは爪に串刺されながらも起き上がって喜んだ。
「行こう!行こうよ!!!だってオレ達外の世界見たいジャン!なぁ?太子?」
「私は妹子と混ざり合えばどこでも良いかな」
「混ざり合うってなんですか!?」
太子さんの混ざり合う発言に、とても嫌な顔をする妹子ちゃん。
「ほらぁ。妹子も夜は素直になるじゃないか」
太子はぐっと妹子ちゃんに唇を突き出した。
「辞めろぉぉぉ」
妹子ちゃんはその顔を両手で押し返しながら、助けを求めるように鬼男君やオレを見つめた。
そのうちに押し倒されて鬼男君と三人で団子状になり、ゴロゴロ転がって閻魔さんも巻き込まれた。
「太子と芋とオニオンが混ざり合ってお団子状になっちゃった…」
俺はそんな様子を見てなんだか料理が頭の中に形を描いて行った。
「おぉう!閃いた!」
突然俺は突然メニューを思いつき、忘れないうちにエプロンを付けた。
「昼ご飯の前に出かけよう!その間に俺が作るから、みんなはお弁当箱とか準備して!ケンジは写真よろしくな!あ、そうだ。洋食って言えば妹子ちゃんだよね。コロッケの作り方教えてよ!」
「僕ですか?うん。どんなの作るんですか?」
そこでオレは冷蔵庫を開いてたらこスパゲティ用の明太子を取り出した。
「これだよ」
「明太子?」
「うん。これでジャガイモと、玉ねぎのコロッケ作りたいの」
「ええ。任せてください!」
準備する食材
ジャガイモ=3つ 玉ねぎ=半分 明太子=好きなだけ レタス=好きなだけ マフィンバンズ=必要量
「これは?」
ケンジが手に取ったのはマフィンのバンズ。
「マフィンのバンズだよ。これでコロッケを挟むの」
「ハンバーガーみたいだな」
「そうすれば外、持っていきやすいでしょう?」
「ではまず、ジャガイモを細かく切って、玉ねぎはみじん切りに。ラップかけて2分程加熱した後、鍋に浸る量の水を入れて水気が無くなるまで茹でます」
「それから、別にボールに移しても写さなくても良いんですが、明太子を投入して、マッシャーで潰します」
「はいはーい!」
そこで水を差しにやってきたのは閻魔さん。
「マッシャーなんてめったに買わないよね?そんな時はたとえば塩の瓶とかにラップを巻いて押しつぶすとマッシャー代わりになるんだよ」
「って言う事ですので頭の片隅にでも置いてやっといてください」
そんな閻魔さんをそっけなく追い出した鬼男君。
「それからあんまり固まらないんだけど…?」
そう。水分が多すぎてまとまらないのだ。
「コロッケの繋ぎに小麦粉を混ぜてください。うまくまとまりますよ」
それを丸めて、油で揚げればコロッケの出来上がりだ。
「まず、マフィンのバンズはあらかじめ片面を焼いておくと良いですよ」
それにマヨネーズを敷いて
レタスを乗せて
コロッケを乗せて…
流れない程度にコロッケソースをかけてまたバンズで挟む!
出来上がりだ!
「ね!どう?」
「うん!めっちゃうまそう!!」
それをピクニックバスケットに入れて、ついでに妖精たちも放り込む。
鍵を閉めて久々に外へ出れば、ケンジはオレの手を取ってサクサクと歩き出した。
「こうでもしねぇと、デートっぽくねぇだろ?」
恥ずかしそうにそう言うケンジの顔は真っ赤で、俺の頬も伝染したように熱くなる。
オレは黙って手を繋いでケンジに連れて行かれる。
連れて行かれた先はポピー畑の広がる公園だった。
「きれーだなー!」
妖精たちは各々花畑へ降り立ち、オレ達は芝生の上に腰かけて花畑を眺めた。
昼前に来たのでちょうど他に居る家族連れもお弁当を広げている。
「オレたちも食べよう」
一緒にタラモコロッケバーガーを食べながらのんびりと時間を過ごす。
「飯、上手くなったな」
何気なくほめてくれたケンジ。
オレよりちょっと大きな手でオレの頭を肩に寄せて恥ずかしそうに頭を撫でる。
恥ずかしさとか嬉しさとかドキドキが混じり合って、気持ちがパンクしらた涙が浮かんできた。
「おまっ。何で泣いてんだよ」
「五月晴れが眩しくて」
思わず言い誤魔化せば、ケンジは困ったように笑いオレの涙を唇で食み取った。
何でこんなに恥ずかしい事をさらっとしてくれるんだろう。
いや、すごく幸せなんだけど。
と厨房で寝転がって駄々をこねるのは閻魔さん。
子供のような態度に鬼男君は爪で刺して「黙れイカ」と言っていたが、その横では太子さんが嫌がる妹子ちゃんに抱きついて相変わらず無駄だとわかっているのに口説き落とそうとしていた。
「外連れて行ってもらったら、妹子にぴったりの花を捜してきてあげるからな」
「そのまま消えてください」
辛辣な二人の態度に、僕たちは苦笑いを浮かべながらどうする?と目で相談しあった。
「そうだなぁ…。あ、じゃぁさ、ピクニックに行かねぇか?金もそんなにいらねぇし、ピクニック用ってわけじゃないけどさ、サンドイッチとかそんな感じのメニューも考えたら?」
ケンジの発案に、閻魔さんは爪に串刺されながらも起き上がって喜んだ。
「行こう!行こうよ!!!だってオレ達外の世界見たいジャン!なぁ?太子?」
「私は妹子と混ざり合えばどこでも良いかな」
「混ざり合うってなんですか!?」
太子さんの混ざり合う発言に、とても嫌な顔をする妹子ちゃん。
「ほらぁ。妹子も夜は素直になるじゃないか」
太子はぐっと妹子ちゃんに唇を突き出した。
「辞めろぉぉぉ」
妹子ちゃんはその顔を両手で押し返しながら、助けを求めるように鬼男君やオレを見つめた。
そのうちに押し倒されて鬼男君と三人で団子状になり、ゴロゴロ転がって閻魔さんも巻き込まれた。
「太子と芋とオニオンが混ざり合ってお団子状になっちゃった…」
俺はそんな様子を見てなんだか料理が頭の中に形を描いて行った。
「おぉう!閃いた!」
突然俺は突然メニューを思いつき、忘れないうちにエプロンを付けた。
「昼ご飯の前に出かけよう!その間に俺が作るから、みんなはお弁当箱とか準備して!ケンジは写真よろしくな!あ、そうだ。洋食って言えば妹子ちゃんだよね。コロッケの作り方教えてよ!」
「僕ですか?うん。どんなの作るんですか?」
そこでオレは冷蔵庫を開いてたらこスパゲティ用の明太子を取り出した。
「これだよ」
「明太子?」
「うん。これでジャガイモと、玉ねぎのコロッケ作りたいの」
「ええ。任せてください!」
準備する食材
ジャガイモ=3つ 玉ねぎ=半分 明太子=好きなだけ レタス=好きなだけ マフィンバンズ=必要量
「これは?」
ケンジが手に取ったのはマフィンのバンズ。
「マフィンのバンズだよ。これでコロッケを挟むの」
「ハンバーガーみたいだな」
「そうすれば外、持っていきやすいでしょう?」
「ではまず、ジャガイモを細かく切って、玉ねぎはみじん切りに。ラップかけて2分程加熱した後、鍋に浸る量の水を入れて水気が無くなるまで茹でます」
「それから、別にボールに移しても写さなくても良いんですが、明太子を投入して、マッシャーで潰します」
「はいはーい!」
そこで水を差しにやってきたのは閻魔さん。
「マッシャーなんてめったに買わないよね?そんな時はたとえば塩の瓶とかにラップを巻いて押しつぶすとマッシャー代わりになるんだよ」
「って言う事ですので頭の片隅にでも置いてやっといてください」
そんな閻魔さんをそっけなく追い出した鬼男君。
「それからあんまり固まらないんだけど…?」
そう。水分が多すぎてまとまらないのだ。
「コロッケの繋ぎに小麦粉を混ぜてください。うまくまとまりますよ」
それを丸めて、油で揚げればコロッケの出来上がりだ。
「まず、マフィンのバンズはあらかじめ片面を焼いておくと良いですよ」
それにマヨネーズを敷いて
レタスを乗せて
コロッケを乗せて…
流れない程度にコロッケソースをかけてまたバンズで挟む!
出来上がりだ!
「ね!どう?」
「うん!めっちゃうまそう!!」
それをピクニックバスケットに入れて、ついでに妖精たちも放り込む。
鍵を閉めて久々に外へ出れば、ケンジはオレの手を取ってサクサクと歩き出した。
「こうでもしねぇと、デートっぽくねぇだろ?」
恥ずかしそうにそう言うケンジの顔は真っ赤で、俺の頬も伝染したように熱くなる。
オレは黙って手を繋いでケンジに連れて行かれる。
連れて行かれた先はポピー畑の広がる公園だった。
「きれーだなー!」
妖精たちは各々花畑へ降り立ち、オレ達は芝生の上に腰かけて花畑を眺めた。
昼前に来たのでちょうど他に居る家族連れもお弁当を広げている。
「オレたちも食べよう」
一緒にタラモコロッケバーガーを食べながらのんびりと時間を過ごす。
「飯、上手くなったな」
何気なくほめてくれたケンジ。
オレよりちょっと大きな手でオレの頭を肩に寄せて恥ずかしそうに頭を撫でる。
恥ずかしさとか嬉しさとかドキドキが混じり合って、気持ちがパンクしらた涙が浮かんできた。
「おまっ。何で泣いてんだよ」
「五月晴れが眩しくて」
思わず言い誤魔化せば、ケンジは困ったように笑いオレの涙を唇で食み取った。
何でこんなに恥ずかしい事をさらっとしてくれるんだろう。
いや、すごく幸せなんだけど。
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