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こちらは二次創作サイト兼お料理ブログとなっています。
cpはギャグ/日のケン藤となっています。
今回は曽良君目線で喫茶処藤田を覗いてください。
太妹がちょこっとだけ何かやらかします。
cpはギャグ/日のケン藤となっています。
今回は曽良君目線で喫茶処藤田を覗いてください。
太妹がちょこっとだけ何かやらかします。
こんにちわ。突然出てきてすみません。
喫茶処藤田の隣にある古本屋のアルバイトをしている河合曽良と言います。
藤田君はここ数カ月で料理をいくつか覚え、またこの店に人が流れるようになり、忙しそうなのは知っていました。
さて、今日も今日とて暇な古本屋ですが、コーヒーを飲みに行こうと店長の芭蕉さんに誘われて僕たちはお隣の店に行きました。
カランカランとドアベルが小気味よい音を鳴らしていますが、誰一人出てきません。その代わりにキッチンで何かが動いていました。
「出直そうか」
芭蕉さんはそう言いますが、僕は動いている何かが気になってしまい此処に残って藤田君を待つことにしました。
芭蕉さんは出て行きますが、僕はこっそりと店の厨房に体を寄せて中を覗きこみます。
「!!」
そこには小さな人?が人参を切りキャベツを千切りにし…と、料理を作っていたのです。
僕は何度も目をこすってみますが、空想、妄想、幻覚、どれにも当てはまりません。そこに、コックコートを着た小さな小人がいるのです。
彼(か、はたまた彼女か)は僕に気が付かず一生懸命作っています。
そしてその小さな体で大きな鉛筆を抱えてメモを一つ一つ取っていました。
「まず、人参を3等分して、4分の一に切る」
そしてそれを電子レンジで2分ほど温め、鍋に移します。
人参が浸るぐらいの水を入れてひと煮立ちする直前にバターと砂糖を入れていました。
そして香ってくるバターと人参の甘い香り。
「これで簡易版グラッセの出来上がりと…」
小さなコックはメモを置いて飛びあがると、今度はキャベツの千切り、水に戻したひじき、ミンチ肉を準備し、山芋をすりおろし始めました。すると、
「あー!めんどくせ!!」
と、うなり、山芋をミキサーですりおろし始めました。
そして、山芋でぬるぬるになった体を見て、もう一匹同じような小人が現れてコックに飛びつきに行った。
「ぬるぬる妹子ハァハァ!」
「死ね、変態!!」
妹子と呼ばれたコックは飛びついて来たもう一匹を華麗にかわし、水のたまるシンクの中へ叩き落としています。
いったい何なんだ本当に。
「さて、次は…」
そして何事もなかったかのように続きを始める妹子(仮)。
「山芋にキャベツ、ミンチ、ひじきを入れて塩で味を調えて、小麦粉をつなぎにする…と」
ハンバーグのタネの用になったそれらを混ぜ合わせ、今度はアルミカップに1スプーンずつ流し込み始めた。
「オーブントースターで15分焼いて出来上がり。」
「花の形のウィンナーも教えるんだろ?」
びしょぬれのもう一匹が体を震わせ水気を犬のように飛ばしながら妹子に言った。
「ああ。そうでした」
彼はウィンナーを取り出し、縦に5本の切れ目を入れ始めました。
「深めに切れ込みを入れて…輪切りにする…っと」
それをゆで上げるころにはトースターがチンとなり、焼いていたものも出来上がります。
彼は見事に調理を終わらせて調理台に寝っ転がり、もう一匹の青い作務衣を着た妖精が膝枕をするので、そのうえで疲れ果てたように眠ってしまいました。
そしてその姿はすっと消えてしまったのです。
「僕は…夢でも見ていたのでしょうか…」
いや、夢ではないです。
そこにはちゃんと彼らが作った調理品が残っているのですから。
いつか藤田君に聞いてみたいけど、こんな事話しても良いのだろうか。
頭を悩ませる前に何度も通う事になりそうだ。
喫茶処藤田の隣にある古本屋のアルバイトをしている河合曽良と言います。
藤田君はここ数カ月で料理をいくつか覚え、またこの店に人が流れるようになり、忙しそうなのは知っていました。
さて、今日も今日とて暇な古本屋ですが、コーヒーを飲みに行こうと店長の芭蕉さんに誘われて僕たちはお隣の店に行きました。
カランカランとドアベルが小気味よい音を鳴らしていますが、誰一人出てきません。その代わりにキッチンで何かが動いていました。
「出直そうか」
芭蕉さんはそう言いますが、僕は動いている何かが気になってしまい此処に残って藤田君を待つことにしました。
芭蕉さんは出て行きますが、僕はこっそりと店の厨房に体を寄せて中を覗きこみます。
「!!」
そこには小さな人?が人参を切りキャベツを千切りにし…と、料理を作っていたのです。
僕は何度も目をこすってみますが、空想、妄想、幻覚、どれにも当てはまりません。そこに、コックコートを着た小さな小人がいるのです。
彼(か、はたまた彼女か)は僕に気が付かず一生懸命作っています。
そしてその小さな体で大きな鉛筆を抱えてメモを一つ一つ取っていました。
「まず、人参を3等分して、4分の一に切る」
そしてそれを電子レンジで2分ほど温め、鍋に移します。
人参が浸るぐらいの水を入れてひと煮立ちする直前にバターと砂糖を入れていました。
そして香ってくるバターと人参の甘い香り。
「これで簡易版グラッセの出来上がりと…」
小さなコックはメモを置いて飛びあがると、今度はキャベツの千切り、水に戻したひじき、ミンチ肉を準備し、山芋をすりおろし始めました。すると、
「あー!めんどくせ!!」
と、うなり、山芋をミキサーですりおろし始めました。
そして、山芋でぬるぬるになった体を見て、もう一匹同じような小人が現れてコックに飛びつきに行った。
「ぬるぬる妹子ハァハァ!」
「死ね、変態!!」
妹子と呼ばれたコックは飛びついて来たもう一匹を華麗にかわし、水のたまるシンクの中へ叩き落としています。
いったい何なんだ本当に。
「さて、次は…」
そして何事もなかったかのように続きを始める妹子(仮)。
「山芋にキャベツ、ミンチ、ひじきを入れて塩で味を調えて、小麦粉をつなぎにする…と」
ハンバーグのタネの用になったそれらを混ぜ合わせ、今度はアルミカップに1スプーンずつ流し込み始めた。
「オーブントースターで15分焼いて出来上がり。」
「花の形のウィンナーも教えるんだろ?」
びしょぬれのもう一匹が体を震わせ水気を犬のように飛ばしながら妹子に言った。
「ああ。そうでした」
彼はウィンナーを取り出し、縦に5本の切れ目を入れ始めました。
「深めに切れ込みを入れて…輪切りにする…っと」
それをゆで上げるころにはトースターがチンとなり、焼いていたものも出来上がります。
彼は見事に調理を終わらせて調理台に寝っ転がり、もう一匹の青い作務衣を着た妖精が膝枕をするので、そのうえで疲れ果てたように眠ってしまいました。
そしてその姿はすっと消えてしまったのです。
「僕は…夢でも見ていたのでしょうか…」
いや、夢ではないです。
そこにはちゃんと彼らが作った調理品が残っているのですから。
いつか藤田君に聞いてみたいけど、こんな事話しても良いのだろうか。
頭を悩ませる前に何度も通う事になりそうだ。
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