×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今回、写真がありません(サボってたわけじゃないよ!)
こちらは二次創作サイト兼お料理ブログとなっています。
CPはギャグ/日のケン藤です。
こちらは二次創作サイト兼お料理ブログとなっています。
CPはギャグ/日のケン藤です。
「ぅぅう…」
赤い顔をして寝込むケンジ。
「ぅああ…」
青い顔をして落ち込むオレ。
さて状況を説明しよう。
ケンジは夏風邪にかかった。
家で寝てればいいのに弟さんに移ると困るのでオレの家に送還されてしまったのだ。
ケンジはオレのベッドでぼんやりと天井を見ながらうなっている。
そしてオレ。
ガス、止められました。
「非常にまずい…」
今すぐにでも払いに行きたいところだが、今月はお金が無いんだ。
来月町内でお祭りがあるんだけど、それの準備で誰も来てくれない。
相変わらず隣の古本屋の芭蕉さんとアルバイトの曽良さんが来てくれるだけで。
ガス料金と電気料金のどちらを払うか悩んだが、冷蔵庫が使えなくなる方が困るので電気を優先して払うのがいっぱいいっぱいだった。
幸いな事にガスのメーターを図りに来てくれるのはいつも同じ人。
事情を説明して、お金が払えるまで止めてもらう事になったんだけど、このままでは電気と水しか使えない。
お風呂とかは隣で借りれるけど、このままでは町内のずうずうしい人になってしまう。
そんな悩みを悶々としているとケンジが「何か食いたい」と言いだした。
「オレん所今ガスとか仕えねぇから何にも作れないよ」
「冷たいのがいい」
全く人の話を聞かないケンジ。
しかし何か食べたいと言っているのだから作ってやらないと。
「ねぇ、あっさりしてて冷たくて、ガスを使わないで出来る料理ない?」
オレと一緒に部屋でくつろいでいた妖精たちに問いかける。
「和食とかどうよ?」
真っ先に話に乗って来たのは太子さん。
「私の知恵と知識があれば電気なくても作れる料理があるぞ」
「そうなの?今まで活躍してないから、何にも出来ないオッサンかと思ってたよ」
「藤田、お前…」
「僕もそう思っていました」
「い、妹子?!」
オレ達にそう言われてショックを受ける太子さん。
しかし、いつまでもショックを受けていられては困るので、早速厨房に降りた。
準備するもの
うどん(すでに茹でてあるもの) レタス、キュウリ、豚肉、しゃぶしゃぶ用ゴマだれ
「これで簡単サラダうどんを作りたいと思う」
「えー!だってうどんって茹でるじゃん!」
「そこが私の腕の見せ処なんだけど」
1
「まず、うどんは乾麺じゃなくて、すでに茹でてある冷凍物かチルドタイプを使うぞ」
オレは常備してあった冷凍うどんを取りだした。
「うどんは全面を水でぬらすんだ。それから少し水を入れた器に入れてラップをかける」
「そしてそれを電子レンジで2分ほどチン!」
「え、これだけ?」
「そ、これだけ」
そして2分後
「器熱いから気をつけろよ」
「うん」
「それをざるに移して水を切って、冷水で冷やす」
その間にレタスを一口大にちぎり、キュウリを千切りにした。
「豚肉も薄く切って、水を入れた器に入れてラップをかける」
「うん」
「電子レンジや切った肉の厚さにもよるけど大体1分内で茹であがるぞ」
言われるままにして電子レンジに投入
「ホントだ」
お肉も水でさらして冷やす。
「うどんの水を良く切って器に入れて、野菜とお肉乗せてしゃぶしゃぶのたれをかければ簡単サラダうどんのできあがりだ」
「うぉっ!もう出来ちゃった!」
「早く持って行ってやりなよ」
「うん!」
オレは冷たいサラダうどんを持って部屋に上がると、ケンジはゼーゼーとつらそうに肩で息をしながら待っていた。
「なんか、足音聞こえたから」
「てか、ホントに食べられる?大丈夫か?」
「おう。腹へって死ぬ」
辛そうに笑い、ケンジはうどんを受け取った。
「喉冷える。気持ちいいな」
「良かった」
「しかも旨い」
「味付けは既製品だから」
「そう言う事言ってんじゃないの」
なんとなく動けるようになったケンジにこつんと肩で小突かれてオレは笑った。
「キュウリ繋がってる」
「うるさいなぁ」
「まぁ、お前だもん。店で繋がってなきゃいいんじゃねぇ?」
「チクショウ。練習してキュウリの千切りばっかり食わせてやるからな」
ケンジが笑いオレも笑う。
「有難う藤田」
まじめにお礼を言われたのが、なんだか妙に照れ臭かった。
赤い顔をして寝込むケンジ。
「ぅああ…」
青い顔をして落ち込むオレ。
さて状況を説明しよう。
ケンジは夏風邪にかかった。
家で寝てればいいのに弟さんに移ると困るのでオレの家に送還されてしまったのだ。
ケンジはオレのベッドでぼんやりと天井を見ながらうなっている。
そしてオレ。
ガス、止められました。
「非常にまずい…」
今すぐにでも払いに行きたいところだが、今月はお金が無いんだ。
来月町内でお祭りがあるんだけど、それの準備で誰も来てくれない。
相変わらず隣の古本屋の芭蕉さんとアルバイトの曽良さんが来てくれるだけで。
ガス料金と電気料金のどちらを払うか悩んだが、冷蔵庫が使えなくなる方が困るので電気を優先して払うのがいっぱいいっぱいだった。
幸いな事にガスのメーターを図りに来てくれるのはいつも同じ人。
事情を説明して、お金が払えるまで止めてもらう事になったんだけど、このままでは電気と水しか使えない。
お風呂とかは隣で借りれるけど、このままでは町内のずうずうしい人になってしまう。
そんな悩みを悶々としているとケンジが「何か食いたい」と言いだした。
「オレん所今ガスとか仕えねぇから何にも作れないよ」
「冷たいのがいい」
全く人の話を聞かないケンジ。
しかし何か食べたいと言っているのだから作ってやらないと。
「ねぇ、あっさりしてて冷たくて、ガスを使わないで出来る料理ない?」
オレと一緒に部屋でくつろいでいた妖精たちに問いかける。
「和食とかどうよ?」
真っ先に話に乗って来たのは太子さん。
「私の知恵と知識があれば電気なくても作れる料理があるぞ」
「そうなの?今まで活躍してないから、何にも出来ないオッサンかと思ってたよ」
「藤田、お前…」
「僕もそう思っていました」
「い、妹子?!」
オレ達にそう言われてショックを受ける太子さん。
しかし、いつまでもショックを受けていられては困るので、早速厨房に降りた。
準備するもの
うどん(すでに茹でてあるもの) レタス、キュウリ、豚肉、しゃぶしゃぶ用ゴマだれ
「これで簡単サラダうどんを作りたいと思う」
「えー!だってうどんって茹でるじゃん!」
「そこが私の腕の見せ処なんだけど」
1
「まず、うどんは乾麺じゃなくて、すでに茹でてある冷凍物かチルドタイプを使うぞ」
オレは常備してあった冷凍うどんを取りだした。
「うどんは全面を水でぬらすんだ。それから少し水を入れた器に入れてラップをかける」
「そしてそれを電子レンジで2分ほどチン!」
「え、これだけ?」
「そ、これだけ」
そして2分後
「器熱いから気をつけろよ」
「うん」
「それをざるに移して水を切って、冷水で冷やす」
その間にレタスを一口大にちぎり、キュウリを千切りにした。
「豚肉も薄く切って、水を入れた器に入れてラップをかける」
「うん」
「電子レンジや切った肉の厚さにもよるけど大体1分内で茹であがるぞ」
言われるままにして電子レンジに投入
「ホントだ」
お肉も水でさらして冷やす。
「うどんの水を良く切って器に入れて、野菜とお肉乗せてしゃぶしゃぶのたれをかければ簡単サラダうどんのできあがりだ」
「うぉっ!もう出来ちゃった!」
「早く持って行ってやりなよ」
「うん!」
オレは冷たいサラダうどんを持って部屋に上がると、ケンジはゼーゼーとつらそうに肩で息をしながら待っていた。
「なんか、足音聞こえたから」
「てか、ホントに食べられる?大丈夫か?」
「おう。腹へって死ぬ」
辛そうに笑い、ケンジはうどんを受け取った。
「喉冷える。気持ちいいな」
「良かった」
「しかも旨い」
「味付けは既製品だから」
「そう言う事言ってんじゃないの」
なんとなく動けるようになったケンジにこつんと肩で小突かれてオレは笑った。
「キュウリ繋がってる」
「うるさいなぁ」
「まぁ、お前だもん。店で繋がってなきゃいいんじゃねぇ?」
「チクショウ。練習してキュウリの千切りばっかり食わせてやるからな」
ケンジが笑いオレも笑う。
「有難う藤田」
まじめにお礼を言われたのが、なんだか妙に照れ臭かった。
PR
この記事にコメントする