×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
こちらは二次創作サイト兼お料理ブログとなっています。
CPはギャグ/日のケン藤です。
CPはギャグ/日のケン藤です。
「イカ~」
「イカ」
「このイカ野郎」
「このイカ様やろう!」
「えぇ~!?何でいきなりみんなして俺を…!!」
「イカにも反論する能力はあるんですね」
「ちょっ!鬼男君が秀でて辛辣!」
暑さで視界がぼんやりしていたオレ。
大王のシルエットがもやもやとイカの形に見えたので呟けば、すぐにケンジがオレの言葉を後追いした。
出してやった氷にぴったりとくっついていた太子さんと妹子ちゃんもボヤっとした感じで言葉を続け、それに反論した大王に辛辣な言葉を浴びせた鬼男君。
とにかく大王はイカなのだ。
「酷い!イカイカってバカにするけど、イカは日本人が最も多く消費する魚介類だし、良質のたんぱく質って言われるくらい良い栄養持ってんだよ!」
「さすがご自身の事はよくご存じで」
「鬼男君!」
鬼男君の冴えわたるボケだか突っ込みに大王は涙目になりながら必死に違うと訴える。
「栄養と言えば、隣の芭蕉さんから大量のピーマン貰ってたじゃん。夏野菜の定番だよな。あれ、どうするんだ?」
「うん。そうなんだよ。しばらくはピーマンの肉詰めか、ナポリタン、炒飯に使って行こうと思ったけど、何か他に大量消費出来そうな料理ないかな?」
オレが首をかしげていると大王が「じゃぁ、今度は俺の出番かな」と初めてエプロンを身につけた。
「え、大王って料理出来るんですか」
「俺、一応中華料理の妖精なんだけど。大王に気を取られすぎだから」
大王はそう言ってピーマンとパプリカ、そして冷凍イカとどこで見つけたのかカシューナッツを取りだしてきたのだ。
準備するもの
パプリカ 1個 ピーマン 3個
冷凍剥きイカ 好きなだけ カシューナッツ 好きなだけ
「ずいぶん量はアバウトですね」
「ほら、好みもあるでしょう?イカが食べられない人は鶏肉を使っても美味しいよ」
「まずは大体一口大に切って行って」
ピーマンを縦に半分し、それを横に3等分して行く。
パプリカは縦に4等分にして、それを横に3等分か4等分に切っていった。
「イカは?」
「イカは解凍してたら同じように一口大に。解凍してなかったら前回の応用で1分ほど過熱をしてから切ると良いよ」
ちなみに解凍して切った後も1分ほどレンジで加熱すると良い感じに火の通りが早くなるよ。
ピーマンとパプリカ、イカをそれぞれ1分ほど過熱した後、ごま油を引いたフライパンで炒めます。
この時すでにレンジで火が通っているので軽く炒めでカシューナッツを投入。
味付けは市販の中華あじと塩で簡単に整えられるよ。
蓋を閉じて中火から弱火の加減で野菜から出た水分で数分間蒸らせば出来上がり!
皿に盛り付けてみれば油が回ってきれいな色をしたピーマンとパプリカが輝いていた。
「やべぇ!うまそう!」
「うまそうじゃなくて美味しいの」
味見をすればピーマンの苦さとパプリカの甘みがすごくおいしくて、しかもカシューナッツはほくほくとした柔らか目の歯ごたえになっていて不思議な食感だ。
「こんにちわ~」
これはどんな皿に盛ったら美味しいだろうか等と話していたら、ピーマンをくれた芭蕉さんがやってきて妖精たちがあわてて隠れた。
「すっごく美味しそうな匂いがしたから」
「今、芭蕉さんがくれたピーマンで新しいメニュー作ってたんだよ。食べてってよ!」
芭蕉さんとキッチンの奥をじっと見つめる曽良さんを椅子に座らせて二人分の試食を出した。
と言ってもホントに少量だけど。
「ん!美味しい!ね、曽良君」
「ええ。ランチメニューとかにぴったりじゃないですか?これを藤田君が考えたんですか?」
曽良さんは何か試すような物言いでオレを見つめた。
いつも以上に威圧感があって「うん」と言えずに固まっているとケンジが
「知り合いのイカ野郎が教えてくれたんす」
と、助けてくれた。
「知り合いのイカ野郎…ですか…」
二人はなぜか睨みあうように目線を混じり合わせ、そして折れるように曽良さんが目を伏せて続きを食べ始める。
「今度の夏祭りに出すと良い。他にも何か出せるメニューがあったら8月までに考えてくれると嬉しいな」
そう言って二人は帰っていった。
なぜかホッとして肩の力を抜かすと、ケンジが言った。
「曽良さん。妖精たちの事感づいてるんじゃないのか?」
その言葉にドキッと心臓が跳ね上がる。
「そうなのかな?」
「知られて良いなら先に教えても良いと思うけど、妖精たちが自分の事を知られたくないと言えばそれまでだ。なんとしても隠し通さないと」
その言葉にオレはゴクンと固唾をのみこんだ。
「イカ」
「このイカ野郎」
「このイカ様やろう!」
「えぇ~!?何でいきなりみんなして俺を…!!」
「イカにも反論する能力はあるんですね」
「ちょっ!鬼男君が秀でて辛辣!」
暑さで視界がぼんやりしていたオレ。
大王のシルエットがもやもやとイカの形に見えたので呟けば、すぐにケンジがオレの言葉を後追いした。
出してやった氷にぴったりとくっついていた太子さんと妹子ちゃんもボヤっとした感じで言葉を続け、それに反論した大王に辛辣な言葉を浴びせた鬼男君。
とにかく大王はイカなのだ。
「酷い!イカイカってバカにするけど、イカは日本人が最も多く消費する魚介類だし、良質のたんぱく質って言われるくらい良い栄養持ってんだよ!」
「さすがご自身の事はよくご存じで」
「鬼男君!」
鬼男君の冴えわたるボケだか突っ込みに大王は涙目になりながら必死に違うと訴える。
「栄養と言えば、隣の芭蕉さんから大量のピーマン貰ってたじゃん。夏野菜の定番だよな。あれ、どうするんだ?」
「うん。そうなんだよ。しばらくはピーマンの肉詰めか、ナポリタン、炒飯に使って行こうと思ったけど、何か他に大量消費出来そうな料理ないかな?」
オレが首をかしげていると大王が「じゃぁ、今度は俺の出番かな」と初めてエプロンを身につけた。
「え、大王って料理出来るんですか」
「俺、一応中華料理の妖精なんだけど。大王に気を取られすぎだから」
大王はそう言ってピーマンとパプリカ、そして冷凍イカとどこで見つけたのかカシューナッツを取りだしてきたのだ。
準備するもの
パプリカ 1個 ピーマン 3個
冷凍剥きイカ 好きなだけ カシューナッツ 好きなだけ
「ずいぶん量はアバウトですね」
「ほら、好みもあるでしょう?イカが食べられない人は鶏肉を使っても美味しいよ」
「まずは大体一口大に切って行って」
ピーマンを縦に半分し、それを横に3等分して行く。
パプリカは縦に4等分にして、それを横に3等分か4等分に切っていった。
「イカは?」
「イカは解凍してたら同じように一口大に。解凍してなかったら前回の応用で1分ほど過熱をしてから切ると良いよ」
ちなみに解凍して切った後も1分ほどレンジで加熱すると良い感じに火の通りが早くなるよ。
ピーマンとパプリカ、イカをそれぞれ1分ほど過熱した後、ごま油を引いたフライパンで炒めます。
この時すでにレンジで火が通っているので軽く炒めでカシューナッツを投入。
味付けは市販の中華あじと塩で簡単に整えられるよ。
蓋を閉じて中火から弱火の加減で野菜から出た水分で数分間蒸らせば出来上がり!
皿に盛り付けてみれば油が回ってきれいな色をしたピーマンとパプリカが輝いていた。
「やべぇ!うまそう!」
「うまそうじゃなくて美味しいの」
味見をすればピーマンの苦さとパプリカの甘みがすごくおいしくて、しかもカシューナッツはほくほくとした柔らか目の歯ごたえになっていて不思議な食感だ。
「こんにちわ~」
これはどんな皿に盛ったら美味しいだろうか等と話していたら、ピーマンをくれた芭蕉さんがやってきて妖精たちがあわてて隠れた。
「すっごく美味しそうな匂いがしたから」
「今、芭蕉さんがくれたピーマンで新しいメニュー作ってたんだよ。食べてってよ!」
芭蕉さんとキッチンの奥をじっと見つめる曽良さんを椅子に座らせて二人分の試食を出した。
と言ってもホントに少量だけど。
「ん!美味しい!ね、曽良君」
「ええ。ランチメニューとかにぴったりじゃないですか?これを藤田君が考えたんですか?」
曽良さんは何か試すような物言いでオレを見つめた。
いつも以上に威圧感があって「うん」と言えずに固まっているとケンジが
「知り合いのイカ野郎が教えてくれたんす」
と、助けてくれた。
「知り合いのイカ野郎…ですか…」
二人はなぜか睨みあうように目線を混じり合わせ、そして折れるように曽良さんが目を伏せて続きを食べ始める。
「今度の夏祭りに出すと良い。他にも何か出せるメニューがあったら8月までに考えてくれると嬉しいな」
そう言って二人は帰っていった。
なぜかホッとして肩の力を抜かすと、ケンジが言った。
「曽良さん。妖精たちの事感づいてるんじゃないのか?」
その言葉にドキッと心臓が跳ね上がる。
「そうなのかな?」
「知られて良いなら先に教えても良いと思うけど、妖精たちが自分の事を知られたくないと言えばそれまでだ。なんとしても隠し通さないと」
その言葉にオレはゴクンと固唾をのみこんだ。
PR
この記事にコメントする